仏教 - 宗教ファインダー
仏教
仏教は紀元前5世紀頃にインドの釈迦の説いた、仏となるための教えです。
キリスト教、イスラム教に並ぶ世界三大宗教の一つですね。
日本には6世紀に伝来してから、時代によって宗派が広がって今日に至っています。
日本の仏教徒の大半は浄土宗と日蓮宗にわけられます。(日本には仏陀の教えを基礎とした宗教が13宗56派が存在しています)
仏教は単なる信仰ではなく、仏陀の教えのように生きていくことができるかが重要になります。
仏陀の教えの中には人生をより良く、より幸せに、より健康で、より裕福に送りたいのならすべての原因を変える事で良い結果を生まなくてはならない、と説いています。(カルマの法則)
良い事も悪いことも自分の思いから生まれてくるものなので、思いやりや親切を心がけていれば良い人生に、災いや妬みなどを考えていれば悪い人生になります。
幸福は誰にでも等しくあり、不幸もまた同じといえます。
良いことの積み重ねが将来の幸福に繋がっているのですね。
現代日本のさまざまな仏教の教え
ほとんどの日本人は、死を迎えた時にお坊さんを呼んでお経を上げてもらい葬式をすませるという形をとってきました。
多くの人が自分の家庭が仏教の宗派に所属していることでしょう。
現在の日本仏教には、浄土宗、浄土真宗、天台宗、真言宗、日蓮宗などなどキリがないほど宗派があります。
約2000年以上前にインドで誕生した仏教は、釈迦の教えを守ってきました。
多くの歳月をかけて中国から朝鮮半島、そして日本に伝わる過程の中で、信仰や教えを少しずつ変えて今の姿となりました。
鎌倉時代には法然、親鸞、道元、日蓮などがそれぞれの信仰スタイルを確立していきました。
主に念仏を唱えることで仏様に自分を救ってもらおうとするのが浄土系の宗派で、一般によく耳にする南無阿弥陀仏という言葉は、この浄土系宗派で用いられます。
それと、ひたすら座禅をすることによって仏に近づこうとする臨済宗や曹洞宗などの禅宗があります。
他にも、密教を用いて仏を目指す真言宗や、念仏や座禅などいろんなものをミックスした天台宗もあります。
あまり有名ではないものの、奈良時代から続く南都六宗などの宗派もあります。
あと、有名なところでは、法華経を中心経典とする日蓮宗もあります。
過酷な修行をすることを良しとする宗派もあり数えきれないくらいに別れています。
中でも比叡山延暦寺で行われる千日回峰行は過酷を極め、睡眠時間2時間で比叡山の山中を80キロ以上も歩く修行もあるそうです。
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最終更新日:2020/6/2